2012年07月15日

イブの前足がぁ〜5


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雨降りです。晴れるといいな

 結局、予想通り骨折がはっきり判っただけで
治療もして貰えず、手術までの応急処置は自分でやれと
帰されてしまった。
立てないままのイブを再び抱きかかえて帰りの車に乗せた。
助手席の妻と深いため息をつきながら重い気持ちで車を走らせた。
後ろの席に横たわっているイブの息づかいは少し落ち着いたように感じた。
辺りはすっかり日が落ちて真っ暗になっている。
「どうしよう・・・」
妻が落胆を隠さずにつぶやいた。
「自分でやれっつんだからやるしかないだろう」
「だって、下手に処置して骨が変な方向にくっ付いたらどうすんの」
「うん・・・。でもやるしかない」
「あ、包帯が無い」
家に包帯が無い事に気が付いて、帰り道に開いている薬局がないか
気を付けながら走った。
しかし、不運な時はどこまでもついていないもので、
家までの道には営業をしている薬局はなかった。
そして包帯を用意できないまま工房に着いてしまった。
取り合えず、イブをコンパネの台の上に乗せた。
「包帯どうする?」
「整骨院に行って貰ってくる」
工房の近くに懇意にしている整骨院がある事を思い出した。
夜の八時を過ぎていたが、この際遠慮はしていられない。
整骨院の隣にある先生の自宅のドアを叩いた。
「おや?どうした。どこか痛めたのか?」
事情を説明して包帯を貰って、速攻で工房に帰った。

獣医師に言われたようにベニヤを切って添え木を用意した。
「よし、やるか」
先ずはイブの口をタオルで縛った。
イブは抵抗はしなかった。
妻をイブの体を押さえながら折れた足を引っ張る担当にした。
手早く4本の添え木をあてて、包帯を巻かなければならないので
自分で不器用だと思っている妻が足を引っ張る係りを買って出たのだ。
「引っ張るよ」
顔を思いっ切り顰めて、妻が折れた脚を引っ張った。
すると・・・

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posted by アズキパパ at 11:15| Comment(6) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月14日

イブの前足がぁ〜4


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「レントゲンの結果が出ました」
先生の声に二人ともドキッとした。
レントゲン写真を見せて貰いながら先生の説明が始まった。
「ご覧の通り、折れていますね」
「では、手術ですか」
「生後6カ月と若いので固定でくっつく可能性もありますが
真横に折れているので、手術した方がいいでしょう」

「真横って?」
「えぇ、斜めに折れていると接着面積が広いので固定でという処置も可能ですが」
「では、直ぐにでもお願いします」
「え〜と、手術にはステンレス製のプレートを使います。注文してから
1週間後まで入らないんですよ。それに手術は大学から助っ人を頼んで
二人で行います。大学との調整もありますから手術は1週間後です」

「1週間後?じゃ、それまでこのままですか?」
「そうですね。ベニヤ板を適当な大きさに切って添え木にして下さい」
「ベニヤ?専門の物ってないんですか?」
「ありませんよ。ベニヤを2センチ幅位に4枚切って包帯を巻いて固定して下さい」
「私がやるんですか?先生がやってはくれないんですか?」
「自分でやってください。折れた足を引っ張りながら固定して下さいね」
「え〜、痛くて暴れるでしょ〜」
「ですから、タオルか何かで口を縛ってからやって下さい」
私はこれ以上言っても、この先生はやってくれる気はないんだと悟った。
「判りました。やってみます。では手術の日に連れてきます」イブ.jpg

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ラベル:骨折
posted by アズキパパ at 11:44| Comment(3) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月12日

イブの前足がぁ〜3


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壊れた自転車と右の前足が不自然に曲がったまま横になっているイブ。
「さてどうしよう」
周りは田圃と畑。
自力で何とかするしかない。
先ずはイブを抱き上げて左の肩に担いだ。
次に倒れた自転車を起こし、右手で支えた。
そのまま歩くと自転車の折れたスポークが
ハンドルの支えにぶつかってカランカランと音がする。
イブの体重は20キロを超えていた。
左肩にイブ、右手に自転車の状態で
自宅までの700m位を歩かなくてはいけない。
100m歩いただけで背中の筋肉が張ってきた。
ラグビーで鍛えたつもりだったが、こんなトレーニングは
したことがない。
でも、これしか方法は無い。
歩く事を止めて休めるのだが、イブを降ろす訳にはいかない。
ヒ〜ヒ〜言いながら家に着くと自転車を放り投げ
イブをそっと降ろした。
妻とよちよち歩きの長男が玄関に出てきて目を丸くしている。
「どぉ〜したの〜?」
状況を説明してすぐに病院に行くと伝えた。
長男は私の父親に任せて、妻と二人で病院へと車を走らせた。
イブは荒い息をして後ろの席で横たわっている。
自分の身に大変な事が起きていると察しているのだろう。
横になったまま四肢をピクリとも動かさない。
車で30分程走った所の病院が一番近かったので
そこに飛び込んだ。
診察台に上げて曲がった前足を先生が引っ張ると
キャンと鳴いて、先生の手に噛みつこうとする。
「折れているかもしれませんね。レントゲンを撮ってみましょう」IMG_0032.JPG

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posted by アズキパパ at 17:09| Comment(4) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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