2012年07月27日

イブが発情した2


人気ブログランキングへ

 一夜の恋人との別れを名残惜しそうに
噛み締めているような切ない表情のイブを
まるで、愛の逃避行先を突き止めた父親のような気分で
連れ帰った。
果たして現実には懐妊したのか確かめる術はなかった。
 それから数週間、イブのお腹の毛が少しずつ抜けてきた。
「もしかして、妊娠の兆候なんでねぇか」
「そうかもね。腹に毛があると、オッパイを飲ませ難いから
 自然と毛が抜けるのかもね」

「おや?お前もそうだったのか」
「ば〜か。初めから生えてないっつ〜の」
その日を境に、イブのお腹の毛はドンドン抜けてツルンツルンになってきた。
私はこの仔犬のような毛の無いお腹を撫でるのが大好きである。
暇があると、イブを転がしてお腹を撫でていた。
数日後、おっぱいが8個、膨らんでくるのが判った。
「出産が近いかもな」
「そうね。おっぱいがパンパンになったら生まれるんだろうね」
さらに、お腹がドンドン大きくなった。
出産が現実のものとなって来ると、不安な気持ちも湧いてくる。
果たして、無事に産まれるだろうか。
イブは赤ちゃんを育てられるのだろうか。
イブが育児放棄をしたら、私達が育てなくてはならない。
心配は尽きなかったが、出産の時は確実に迫っていた。
 ある日、イブが小屋の中に籠ったままになり
外に出たがらなくなった。
「いよいよかもな」
「明るい内に産んでくれればいいけど、夜中なら大変ね」
その心配は的中した。
私達が起きている間は産まれなかった。
 次の朝、イブの小屋を覗いて見ると・・・。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村



posted by アズキパパ at 14:56| Comment(4) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。