2013年11月24日

星野富弘さん 5


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このような報告のために卒業した高校の門をくぐるのは
憂鬱以外の何ものではなかったが、新米社会人としての
けじめは付けなければと思った。
授業中の静かな校舎の奥にある実習棟の二階に上がった。
階段を上って直ぐ横にある教官室に入ると
その日は実習がないせいか、殆どの先生が揃っていた。
入口あたりでたじろいでいると科長に声を掛けられた。
「お〜、よく来てくれたな。会社から連絡があったぞ」
梨客用の椅子に座るよう促されて、お茶まで出された。
非常に居心地が悪い。
「天下の〇〇モクに行って、ションベンしただけで帰って来たんだって?」
「・・・」
「どうして、こうなったんだ?今後の参考に聞かせてくれや」
ここには謝罪に来たのだ。
先ずはきちんと謝罪しなくては・・・。
「学校と会社に迷惑を掛けて済みません」
続けて、会社を選んだ動機の不純さ、不純な人間がいられる会社では
なかったと告白をした。
「ほう、ラグビーで鍛えた根性でも乗り越えられなかったか?」
「自分にも会社にも嘘を吐き通せなかったッス」
「ま、辞めて来てしまったものは仕方が無い。当分あの会社からは求人は無いな」
事実、この会社からは数年間、求人が途絶えた。
「んで、この後どうすんだ?」
「以前、卒業した先輩がトラックに絵を描く人を探していると言ってましたよね」
「あぁ、正式な求人じゃないけどな」
「話をしてみてくれませんか」
「わかった。電話してみるよ。あとで結果をお前の自宅に入れるから」

その後、科長から連絡があって、その先輩はゴールデンウィークに里帰りするので
その際に面接をしてくれる事になった。

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posted by アズキパパ at 10:03| Comment(2) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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