2015年02月06日

前略 母ちゃんへ2


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 母ちゃん、母ちゃんの料理で思い出に残っている料理は
あまりありません。
正直、母ちゃんの料理で美味しいと思ったことはありません。
町部から離れた農家の出のせいか、おかずはうんとしょっぱい
ニシンと漬物と野菜を茹でた物しか食べたことが無いって
言ってましたものね。
魚料理は焼く、煮る。煮るのも醤油で煮るだけでしたね。
あ〜、彼岸に作る牡丹餅だけは美味しかったです。
彼岸の朝、早起きして牡丹餅を作っている横で
出来次第に私が食べまくるから、ちっともお墓の分が
出来ませんでしたね。
それを怒りもせず、嬉しそうに作り続けていましたね。
13個食べたところで「腹つえ〜」
後ろ手に天井にお腹を突き出すと
「腹破れるど」と笑いましたね。

 母ちゃんは私のやること、しでかすことを
叱ったことがありませんでしたね。
叱りはしないけど、時々悲しい顔をされると
何だか切ない気分で一杯でした。
小学生の頃、母ちゃんを驚かそうと
仕事から帰る頃を見計らって、合羽の上下に
長靴を履かせて天井からぶら下げたことがありました。
案の定、母ちゃんは土間に座り込むくらい驚いて
私は目論見が成功して馬鹿みたいにケタケタ笑いこけて、
でも母ちゃんは怒りもせず、俯きながら
「片付けれ」と言ったきり
その日は口を利いてくれませんでしたね。
冗談の質が悪いクソガキでした。
ごめんなさい。


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posted by アズキパパ at 15:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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