2015年02月09日

前略 母ちゃん3


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 中学生になって、母ちゃんと口を聞かなくなりました。
母ちゃんに文句があったわけでもなく、嫌いだったわけでも
ありません。
ものも言わずにご飯を食べて、学校に行く。
週末には汗臭い柔道着を洗濯籠に放りこんでいました。
柔道着は日曜日も使うので、皆が晩飯を食べている間に
黙々と洗っていましたね。
喋る事は、お金と弁当が必要な時だけ・・・・
あとは何を聞かれても無視でした。
思春期で反抗期。
母ちゃんが絶対に私を嫌いにならないと判っていたから
思いっきり反抗期を堪能できました。

 中学3年生の秋、高校の進学先を決める時に
親に一切の相談無しに「能代工業 インテリア科」
と学校に提出したことがありました。
職員室に呼ばれて担任が「何で工業高校?難度1番の高校は無理でも
2番の高校には入れるぞ」と言いました。
「希望する高校を書けとあるから」
「だから、成績に応じた高校を選んだらどうかと言っている」
「でも、希望する高校を書けと・・・」
「もういい!帰れ!」

 卒業式の謝恩会で、父が担任から私の学校での
変人っぷりを言い聞かされたということで
その日の夕飯で「何考えているんだ?随分と変わっているらしいな」
と父が不機嫌そうに言った時、母ちゃんはクスクス笑って
『お前らしくでいいな。そのまま、そのまま』

前略 お母ちゃん。
その小さな体の胸の辺りに、大きな塊が見えた瞬間でした。
思春期の訳の判らない反抗期が、終わりの始まりでした。

 その年の冬は豪雪で、屋根には1m以上の雪がありました。
冬休みのある日、仕事場から昼食のために帰ってきた母ちゃんと
ご飯を食べていると、玄関の上の太い梁がメキッと折れたことが
ありました。私は「家が潰れる」と逃げようとしたら
母ちゃんは悠然と「あわてるな。まずご飯を食べてしまえ」と
言いましたね。鈍感なのか勇敢なのか、何者ですか?

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posted by アズキパパ at 16:20| Comment(2) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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