2015年02月12日

前略 母ちゃん4


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 工業高校のインテリア科に進んだ私は
恐らく自分が一番の成績で入ったと自惚れていました。
母ちゃんは「上には上がいるもんだよ」
笑っていました。
母ちゃんの予想は当たっていて、クラスには県全体で
2番目に良い成績で入学をしてきた変な奴がいました。

 高校では柔道はやらないと決めていた私は、希望した
サッカー部が休部状態だったので、チャラチャラした
高校ライフを送っていました。
それが、6月の終わり頃に母ちゃんに
「今日からラグビー部に入った。スパイクと練習着を買うから
2万円くれ」
と言ったら
「そう。頑張れ」と小さながま口から
小さく折り畳んだ1万円札を2個渡してくれました。
でも母ちゃん。母ちゃんはラグビーってどんなスポーツか知らないでしょ。
テレビでラグビーの試合を見ていたときに
タックルされてグランドに倒れる様子をしかめっ面で視て
「この人たち、何やってるの」
と聞いたから「何だべな」と惚けるしかありませんでした。

 毎日のように持ち帰る、泥と汗まみれの臭いジャージーと靴下を
母ちゃんは当たり前のように洗ってくれましたね。
私が遅い晩御飯を食べている間に洗濯をしていました。
洗濯機に放り込めばいいという優しさに欠けたジャージーを
ひたすら手洗いをしていました。
何故、練習着は全て白だったんでしょうかね。
黒かったら洗濯機に放り込めば良いだけなのに。

 2年生の秋に「キャプテンになった」と母ちゃんに言ったら
「ふ〜ん」としか言わなかったけど
その日の洗濯は鼻歌交じりでやってくれましたね。
実力でなったキャプテンではなかったから、かなり気が重い
気分でいたけど、母ちゃんの鼻歌に励まされた気分がしましたよ。


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posted by アズキパパ at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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