2013年08月22日

星野富弘さん 1


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 私が大きな影響を受けた人達についてお話ししようと思う。
私は高校を卒業後、愛知県刈谷市にある大きな家具メーカーに
就職をした。何故、ここに就職をしようと決めたかと言うと
学校に来ていた求人の中で、最も給料が高かったからだ。
 入社式に臨む為、上野まで寝台特急に乗って、新幹線に乗り継いで名古屋に降り、
在来線に乗って刈谷駅に降りると、同じ会社に入社する人達と思われる
若者で駅は溢れていた。
「俺、この会社に入れたら死んでもええでと思ってたわ〜」
こんなことを言いながら改札を出て行く人もいる。
私の中に重苦しいものがトンと入ってきた。
駅からタクシーに乗って会社名を言えば、料金の支払いは無かった。
会社に着いて入社手続きを終えると、二階の大きな講堂に集められた。
見渡すと、100人を超す新入社員がいた。
入社後の研修スケジュールの説明が終わると、端から自己紹介を
するように促された。
出身地と出身校も紹介するようにと求められた。
早稲田、駒沢、明治と聞いた事がある大学の出身者ばかりだった。
高卒は私を含めて数人しかいなかった。
駅で「死んでもええで」と言っていた人は早稲田出身だった。
私の中の重苦しさは更に重さを増していった。
 説明が一通り終わると、研修期間の一ヶ月間宿泊する
旅館へと移動させられた。
各部屋に3人位づつに割り振りされて、私は大卒の方たちと
同じ部屋になった。
お互いにあらためて自己紹介をしてから、雑談へと変わっていった。
「この会社に入れて、ホンマ幸せや」
兵庫県出身の人だった。
「そうそう、何せ日本一の各メーカーですからね」
東京の方が相槌を打つように続く。
私は押し黙ってしまった。
私は給料が一番高いから志望したのだ。
大卒の方々の高揚感とは裏腹に、19歳を前にした私は
不純そのものな存在だと思えてしかたなかった。

夕飯は一同に畳敷きの大広間に集められ、御膳がずらりと並べられている。
代表者のいただきますの言葉の後、味噌汁のお椀を口に運んだ。
(ん?酸っぱい)
お椀を口から離して、汁を見ると赤みが相当強かった。
(これが赤味噌かぁ)
これ以降、お椀に口を付ける事はなかった。

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posted by アズキパパ at 11:28| Comment(2) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
( ・_・)ん?もしかして、カリモク?
我が家のダイニングテーブルはそのメーカーですよん(^-^)/

赤味噌の味噌汁が「酸っぱい」の???
塩っぱい???
金沢出身の私は、未だに赤だし味噌汁には馴染めません・・・
Posted by はなママ at 2013年08月23日 00:14
はなママさん

おトイレを借りに行った程度とはいえ、かつてお世話になった会社の家具をお買い求めて頂き、心より感謝申し上げます。

赤味噌は修学旅行以来、2年ぶりの再会でしたが、ストンと喉を通らなかったです。慣れれば逆に赤味噌でなければダメだとなるんでしょうけどね。味噌煮込みうどんは映像を見ていると食べたいって思いますもの。
Posted by アズキパパ at 2013年08月23日 07:50
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